光触媒コーティング

光触媒とは?

光触媒とは植物や藻類が行う光合成によく似ています。光合成では葉緑素を触媒に光エネルギーを使い、空気中の水と二酸化炭素から酸素を作り出します。
光触媒とは、酸化チタンなどの光触媒半導体金属を触媒に、光エネルギーを使い、空気中の水と酸素から活性酸素を作り出します。
活性酸素は強い酸化力を持ち、汚れの原因となる有機化合物や細菌などの有害物質、さらに悪臭も分解・除去します。

酸化チタンなどの光触媒半導体金属は触媒としてはたらき、それ自体は酸化も還元のされないため、機能の低下はなく、その効果は半永久的です。作り出される活性酸素も空気中に浮遊するわけではなく、膜の表面にどどまるので安全です。
光触媒は、光という自然のエネルギーを利用し、人間に無害な優しい機能を発揮します。さらに、確かで強力な分解力という点でも優れています。光触媒は、21世紀の快適機能性を担う新しいテクノロジーです。


ティオスカイコートの特徴・効果

shanhai.JPG 注目の新技術「光触媒」で建物や構造物を守ります

ティオスカイコートは光触媒機能をもった仕上材を建物や構造物にコーティングするための画期的な技術です。
環境改善のための新技術として期待されている光触媒は、酸化チタンを主成分とし、光エネルギー(紫外線)を受けると、表面に活性酸素をつくりだします。この活性酸素には強い酸化力があり、周囲の悪臭や、汚れの原因となる有機化合物・細菌などの有害物質を分解・除去する働きをします。
建物・構造物の表面に光触媒の膜をつくることによって、汚れの付着を防ぐことができるだけでなく、大気汚染の原因となる有害ガスを分解するので環境改善の効果もあります。
建物内部に用いれば、建材から発生するガスや細菌の分解・脱臭などの効果も得られます。

現場施工で建物や構造物をコーティング

ティオスカイコートは個々の建材ではなく、建物や構造物そのものに常温で酸化チタンの光触媒膜をコーティングできるまったく新しい施工技術です。
シーリングや目地などの建材のつなぎ目も含めて建物や構造物全体に、独自のチタニア水溶液をコーティングするので、劣化や汚れを防止する光触媒機能が最大限に生かせます。
現場施工のため建設時にかぎらず、既存の建物や構造物にも適用できます。
しかも、住宅から道路関係施設や橋梁などの大型構造物まで、スケールを問わずに施工が可能です。

基材を選ばず、常温でしっかり固定、バインダー不要

ティオスカイコートは佐賀県特許のチタニア水溶液を利用した光触媒現場施工技術です。
アモルファス型過酸化チタンによりバインダーが不要になり、無機基材・有機基材に常温で光触媒膜を付着させることが可能になりました。

効果のグラフ.JPG 抗菌・脱臭・有害ガス分解

ティオスカイコートに光(紫外線)があたると表面に活性酸素が発生します。活性酸素は強い酸化力があり、有機化合物や細菌などの有害物質、さらに悪臭の原因となるガスを分解・除去します。(右の表およびグラフを参照してください。)

抗菌効果

住宅室内の環境改善、病院等の院内感染の防止などの効果が期待できます。

脱臭効果

住宅室内の環境改善、老人ホーム・病院等の消臭、ホテルの客室の消臭、公共トイレの消臭などの効果が期待できます。

有害ガス分解効果

室内においては、ホルムアルデヒドやTVOCガスなどの有害ガスを分解することによりシックハウス症候群の対策として効果が期待されています。

環境対策

光触媒の酸化還元反応は、大気中の有害汚染物質である窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)を分解して、周辺の空気を浄化する作用をします。これを利用して、高速道路の防音フェンスなど、環境改善のための応用が多角的に進められています。

防汚効果

ティオスカイコート表面で、汚れの原因となる有機化合物(油分)が分解されます。分解された汚れなどの物質は雨などによって洗い流されます。これにより、定期的な洗浄の必要がなくなります。これがセルフクリーニング効果です。
建物や道路施設、橋梁などの土木構造物をいつまでもきれいに保つ事ができます。
さらに、これまで建物などの清掃に使用されていた洗剤などの有害物質の使用量を減らすことができます。

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